勤務先から別の薬品入手 不同意堕胎事件で警視庁が慈恵医大を捜索 (産経新聞)
2010年 05月 27日
交際女性の同意を得ずに子宮収縮剤を投与して流産させた事件で、不同意堕胎容疑で逮捕された医師の小林達之助容疑者(36)が、「患者が欲しがっている」などと偽り、勤務先の東京慈恵会医科大学付属病院(東京都港区)から収縮剤を2度にわたり不正入手していたことが25日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁捜査1課は同日、同病院と実家の内科医院(横浜市緑区)を家宅捜索。捜査1課は流産につながった点滴薬の入手ルートの解明を進めている。
捜査関係者によると、小林容疑者は調べに、「流産させ、申し訳ないことをしてしまった」と関与を認める供述を始めているという。逮捕当初は、「妊娠は知っていたが、流産は知らなかった」と否認していた。
小林容疑者は平成20年12月30日に女性から妊娠を知らされ翌31日に同病院薬剤部を訪問。担当していた腫瘍・血液内科の女性患者名で処方箋を提出、収縮剤の錠剤を持ち出していたことがすでに分かっている。
捜査関係者によると、小林容疑者が担当外だったため、不審に感じた担当者が質問すると「患者が欲しがっている」などと説明した。さらに1月1日にも同様の手口で粉末状にした錠剤を不正に入手したという。同月上旬に「ビタミン剤」と称して錠剤などを女性に渡したが、パソコンで作成した偽の効能説明書を見せて説明していた。
女性の自宅に残っていた点滴の輸液パックは同病院では使用していないことから、小林容疑者が別の医療機関から入手した可能性があるとみて調べている。
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捜査関係者によると、小林容疑者が担当外だったため、不審に感じた担当者が質問すると「患者が欲しがっている」などと説明した。さらに1月1日にも同様の手口で粉末状にした錠剤を不正に入手したという。同月上旬に「ビタミン剤」と称して錠剤などを女性に渡したが、パソコンで作成した偽の効能説明書を見せて説明していた。
女性の自宅に残っていた点滴の輸液パックは同病院では使用していないことから、小林容疑者が別の医療機関から入手した可能性があるとみて調べている。
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by pfvxhpmani
| 2010-05-27 11:12